〜【PHP】配列(連想配列)とは〜
前回の「〜PHPの変数とは〜」に続き、今回は配列について勉強してみたいと思います。変数はひとつの箱のようなイメージでデータを格納していましたが、配列は複数のデータを格納する箱とイメージをしてもらうといいと思います。
CONTENTS
1.配列とは
変数は以前の「PHPを勉強しよう〜変数とは〜」で紹介したとおり、データを格納しておく、器のようなものだと話しました。変数で複数のデータを扱う場合、数が多すぎると処理が煩雑になってしまいます。例えば曜日を変数で表した場合以下のようになります。
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<?php $sunday='日'; $monday='月'; $tuesday='火'; $wednesday='水'; $thursday='木'; $friday='金'; $saturday='土'; ?> |
データが多く、7つの変数を書かなければなりません。このような時に使うのが配列です。この場合を配列にすると
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<?php $week=array('日','月','火','水','木','金','土'); ?> |
のようになります。$weekという配列の中に曜日のデータを格納しています。
このひとつひとつの箱に格納されているデータ(ここでは曜日)のことを要素と呼びます。
2.配列の書き方
配列も変数と同じく$で始める名前をつけます。名前は変数と同じくアンダースコア(_)か英数字で、頭に数字は使えません。配列にはarray関数というものを使って配列を呼び出します。
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$配列名=array('値1','値2','値3'); |
複数の値をカンマ(,)で区切り、値はシングルクォーテーション(')で囲います。
まず配列名と値を指定します。
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<?php $record = array('rec1','rec2','rec3','rec4','rec5');?> |
次に指定した配列を呼び出します。下記のように呼び出す部分に値を指定して呼び出します。ここで注意しなければならないのは、指定した値は左から順に0、1、2...と数字が割り振られます。なので今回の場合は'rec1'が$record[0]になり、'rec2'が$record[1]になります。そして呼び出す場合は必ず配列名の前にechoをつけて呼び出します。
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<h2>Design record <?php echo $record[0]; ?></h2> <h3><?php echo $record[1]; ?></h3> |
DEMO
3.連想配列とは
ここまで配列名を指定し、数字で呼び出して来ましたが、PHPには連想配列というものも存在します。連想配列とは前項で呼び出していた数字[0]や[1]などを名前で管理できる配列です。数字の場合だと数が増えた場合、いちいち何番目に指定したか、数えなければなりません。それを名前をつけて管理しようというものです。このことを連想配列といいます。
4.連想配列の書き方
連想配列の書き方は「要素名 => 値」を並べていきます。並べる際の区切りはカンマ(,)になります。始めに$recordで配列名を決め、次に要素名を入れます。この場合、lessonと入力するとPHPと呼び出すようになります。
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<?php $record = array( 'lesson' => 'PHP', 'webdesign' => 'coding', 'design' => 'record' ); ?> |
そしてこれを呼び出す際の書き方は以下の通りです。今まで同様echoをつけてシングルクォーテーションも忘れずに。echo $配列名['要素名']と書きます。
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<h1>勉強しよう<span class="red"><?php echo $record['lesson']; ?></span></h1> <h2>webdesign<span class="red"><?php echo $record['webdesign']; ?></span></h2> <h3>design<span class="red"><?php echo $record['design']; ?></span></h3> |
DEMO
以上がPHPの配列となります。少し理解するのが難しいですが、wordpressにもよく使われているものなので順を追ってしっかり、ゆっくりと理解していきましょう。wordpressのどの部分に使われているかなどについてもそのうち書いていきたいと思います。どのように使うかっていうのがピンとこないとわかりずらいですよね。自分でも理解を深めてまた改めてご紹介したいと思います。今回はここまでということで。